八女茶の魅力
序章: 奥八女茶への熱い想い
皆様、こんにちは。
茶の葉堂の原野です。
茶の葉堂オンラインショップ担当として、
今日は特別なお茶、”八女茶“の魅力を伝えたいと思います。
私たちは、美味しい茶葉を提供することに情熱を注いでいます。
初めてその芳醇な香りと深い味わいに触れたとき、私は八女茶の虜になりました。
それからというもの、その製法、歴史、風味、そして健康への利点について学ぶたびに、
その魅力をより深く理解し、多くの人に伝えたいと感じています。
八女茶は、その高品質と独特の風味から”日本茶のシャンパン”とも称されています。
八女茶の歴史は古く、茶農家たちは何世紀にもわたり、厳しい気候条件と戦いながら、
一杯の茶に込められる深い愛と尊敬をもってこの素晴らしいお茶を作り続けてきました。
その香りの深さと風味の豊かさ、そしてその美しい色は、
一度味わったら忘れられない体験を提供します。
今回は、八女茶の歴史から製造方法、特徴、その楽しみ方、
そしてその健康効果まで、八女茶について幅広く深く掘り下げていきます。
そして、私たち”茶の葉堂”がどのようにして
この素晴らしいお茶を皆様の元へお届けしているかも紹介します。
是非一緒に、この八女茶という素晴らしい旅を楽しみましょう!
目次
八女茶の歴史と伝統的な製造方法
①お茶の発祥
お茶の発祥の地は中国と言われています。中国の歴史の中で。お茶が登場するのは、今から約4700年前の紀元前2700年頃「神農(古代中国の伝説に登場する皇帝で農業・漢方の祖)」の逸話でからです。いろいろな野草を口にしていた神農がお茶の薬効に気づいたことに始まると伝えられています。漢の時代(紀元前1世紀:今から約2000年~2100年前)には、すでにお茶はよく知られていたようです。
我が国のお茶は、留学僧が中国から持ち帰った茶の種子により伝来しました。平安時代の初期(805年)に最澄が唐から近江の国へ(茶の起源)、1191年に栄西が宋から肥前国背振山へ(全国各地へ広く伝わる)、伝えたと言われています。
②八女茶のあゆみ
今から約600年前の室町時代の中頃(1423年)に、明国で修行した周瑞禅師が筑後国鹿子尾村(今の福岡県八女市笠原)に、同村の松尾太郎五郎久家の援助を受け霊巌寺を建立しました。そして、明国から持ち帰った茶の種をまき、茶の製法を授けたのが八女茶の始まりと伝えています。
その後、室町、安土桃山時代のお茶は集落ごとに細々と生産されていました。
八女茶の伝統的な製造方法とその特徴
八女茶の製造方法は、伝統と革新の両方が組み合わさっています。
その製造には厳選された茶の苗木が使用され、丹念な手作業で収穫されます。
特に、八女茶の中でも最高級とされる「玉露」は、一番摘み(一年で最初の収穫)の新芽のみを使用します。
これにより、独特の甘みと深い味わいが生まれます。
収穫された茶葉はすぐに蒸され、その後揉むことで茶葉の細胞壁が破壊され、茶葉から水分を抜きます。
このプロセスは茶葉の酸化を防ぎ、茶葉の緑色と風味を保つために行われます。
その後、茶葉は乾燥し、最終的な形状と風味を得るために火入れされます。
全ての工程は熟練した職人の手により行われ、一つ一つの茶葉が丁寧に処理されます。
この伝統的な製法と、八女地方特有の気候条件が合わさることで、八女茶独特の深みと香りが生まれ、一杯のお茶に多層的な風味をもたらしています。
八女茶の品質と特徴について
八女茶の品質とその理由
八女茶は日本を代表する高品質な緑茶として広く知られています。その品質の高さは、土壌、気候、そして長年にわたる製茶技術の習得と進化によるものです。
福岡県八女地方の気候は、茶葉の栽培に適した温暖湿潤で、冬季には比較的低温となります。この温度変動が、八女茶に独特の甘みと旨みを与えています。また、土壌は黒土で鉱物分が豊富であるため、栄養素を豊富に含む茶葉が育つのです。
八女茶の種類とその特徴
八女茶には様々な種類があり、それぞれが異なる風味と特性を持っています。
- 煎茶:日本で生産される緑茶の80%を占める代表的なお茶。低い温度で淹れれば甘みと旨み、高い温度では渋みが出ます。
- 玉露:日本茶の中でも極上品。八女市では山間部で主に生産され、日本でも有の玉露の生産地です。日光も遮ることで旨み成分のテアニンが増え甘みと旨みがたっぷりとある。水色は透明に近い黄色。
- 抹茶:石臼で細かく挽かれた茶葉で、通常は茶道で使われます。鮮やかな緑色と濃厚な味わいが特徴で、スイーツや料理にもよく使用されます。
このように、八女茶はその品質と種類の豊富さから多様な体験を提供し、あらゆるシーンで楽しむことができます。
まとめ: 茶の葉堂の奥八女茶について
今日私たちが共に旅をした八女茶の世界は、その深い歴史、伝統的な製法、優れた品質、そして様々な種類とその豊かな風味から、その魅力が溢れています。八女茶はただの飲み物ではなく、福岡県八女地方の豊かな土壌と気候、そして人々の手間暇をかけた努力と情熱が詰まった、日本の文化そのものです。
今回は、それぞれの特性と魅力を持つ4種類の茶の葉堂の煎茶をご紹介いたします。
- 上煎茶:価格もお手頃です。たくさんのお茶を淹れるのに最適です。
- 高級煎茶:一番人気の煎茶で、あざやかな緑と深い味わいが特徴です。
- 極上煎茶:選び抜かれた品質の高い煎茶です。
- 特撰煎茶:煎茶の最高峰。深い味わい、濃厚な旨み、立ち上る香り。これ以上の贅沢はありません。特別な日、特別な人へ、特別なお茶、茶の葉堂の特撰煎茶はいかがでしょうか。
それぞれの日、その日の気分やシーンに合わせて、お茶を選び、淹れる。そんな時間もまた、日本茶の魅力の一つではないでしょうか。
皆さまも是非、八女茶の世界を深く味わってみてください。そして私たち茶の葉堂が、その素晴らしい体験を提供するためにどのように努力しているか、引き続きご覧いただければ幸いです。
以上で、八女茶の魅力についての紹介を終わります。最後までお読みいただきありがとうございました。
「奥八女発。最高級の品質とおもてなしの心」
— 原野製茶本舗