【保存版】年末年始の挨拶に。お茶の贈り物が喜ばれる3つの理由と基本マナー
記事概要: 年末年始のご挨拶や手土産選び、毎年悩んでいませんか?この記事では、なぜ「お茶」が贈り物として最適なのか、その深い理由と、知っておきたい基本マナーを解説します。相手に気を遣わせず、センスの良さも伝わる。そんな心のこもった贈り物選びをサポートします。
想定読者: 30代~50代の既婚女性で、年末年始の親戚付き合いや取引先への気の利いた手土産・ギフトを探している方
読了時間: 約6分
はじめに
慌ただしい師走がやってくると、頭を悩ませるのが年末年始のご挨拶と、その際に持参する手土産選び。「今年も一年お世話になりました」「来年もどうぞよろしくお願いいたします」という大切な気持ちを伝える贈り物だからこそ、ありきたりなものではなく、心のこもった一品を選びたいですよね。
「でも、親戚や義実家、上司や大切な取引先など、相手によって好みも違うし…」「高価すぎるとかえって気を遣わせてしまうかも」「毎年同じようなものになってしまって、マンネリ気味…」そんなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
実は、そんな悩める贈り物選びの最適解ともいえるのが、私たち日本の暮らしに深く根付いてきた「お茶」です。お茶は、単なる飲み物ではありません。相手の健康を気遣い、一年の幸福を願う「縁起物」としての意味合いが込められた、完成度の高い贈り物なのです。
この記事で分かること:
- 年末年始の行事の"意味"と、お茶が贈り物にふわさしい理由
- 相手に失礼のない「のし」の選び方や相場などの基本マナー
- 大切な方へ感謝と健康を願う気持ちが伝わる、おすすめの縁起茶
年末年始の贈り物にお茶が選ばれる3つの理由
なぜ、多くの人が年末年始の贈り物にお茶を選ぶのでしょうか。それには、単においしいから、というだけではない3つの明確な理由があります。
理由1:古くから伝わる「縁起物」だから
一年の節目である年末年始は、旧年の厄を払い、新しい年の無病息災や幸福を願う特別な時期です。お茶、特に新年に飲まれる「大福茶(おおぶくちゃ)」には、こうした願いを込めるのにぴったりの歴史と意味があります。
その起源は平安時代。都に疫病が流行した際、ある僧がお茶を病人に振る舞ったところ、疫病が鎮まったといいます。この功徳にあやかった村上天皇が、元旦にこのお茶を服して無病息災を祈ったことから、「皇服茶」と呼ばれ、やがて庶民にも「大福茶」として広まりました。
このように、お茶を贈ることは「あなた様とご家族が、来年も健康で幸せでありますように」という、温かいメッセージを伝える行為そのものなのです。
理由2:誰にでも喜ばれる「品格」と「実用性」
贈り物は、相手の好みに合うかどうかが気になるところ。その点、お茶は年齢や性別を問わず、幅広い層に親しまれているため、安心して贈ることができます。
また、きちんとしたギフトセットや詰め合わせを選べば、目上の方(上司、義実家など)や大切な取引先へのご挨拶にもふさわしい「品格」を演出できます。さらに、お茶は日持ちがして、飲めばなくなる「消え物」であることも重要なポイント。相手に保管場所の心配をさせたり、趣味に合わないものを贈って困らせたりすることがありません。こうした「相手に気を遣わせない」という心遣いこそ、気の利いた手土産の条件といえるでしょう。
理由3:手頃な価格帯で「センスの良さ」を演出できるから
年末の挨拶回りでは、複数の方へ手土産を用意することも少なくありません。お茶のギフトは、相場とされる3,000円前後の価格帯でも、品質が高く見栄えのするものが豊富に揃っています。
例えば、「取引先への年末挨拶の手土産は3,000円くらいで探したい」といった場合でも、産地にこだわった高級茶葉や、洗練されたおしゃれなパッケージのものを選ぶことで、価格以上の価値と「この人は素敵なもの知っているな」というセンスの良さを伝えることができます。ありきたりな菓子折りとは一味違う、知的で上品な印象を与えられるのも、お茶のギフトならではの魅力です。
これだけは押さえたい!年末年始の挨拶回りの基本マナー
心のこもった贈り物も、マナーを知らないと台無しになってしまうことがあります。ここでは、自信を持って贈り物ができるよう、基本的なマナーをおさらいしておきましょう。
「のし」の選び方と表書き
| 時期 | 表書き | 水引 |
|---|---|---|
| 12月13日~12月31日 | 御歳暮 | 紅白の蝶結び |
| 1月1日~1月7日(松の内) | 御年賀 | 紅白の蝶結び |
| 上記以外の挨拶 | 御挨拶、粗品 | 紅白の蝶結び |
お歳暮やお年賀の時期を逃してしまった場合は「寒中御見舞」とします。水引の下には、贈り主の名前をフルネームで書きましょう。
贈り物の相場と渡し方
- 親戚・友人・義実家: 3,000円〜5,000円程度
- 上司・お世話になった方・取引先: 3,000円〜5,000円程度
大切なのは金額よりも感謝の気持ちです。相手に気を遣わせすぎない範囲で選ぶのが良いでしょう。
渡し方については、玄関先で挨拶を済ませる際に渡すのが一般的です。品物は紙袋や風呂敷から出し、正面を相手に向けて両手で差し出しましょう。その際、「心ばかりの品ですが」「皆様でどうぞ」といった一言を添えると、より丁寧な印象になります。
【期間限定】奥八女茶の葉堂が贈る、年末年始にぴったりの縁起茶
「マナーは分かったけれど、具体的にどんなお茶を選べばいいの?」
そんな方のために、私たち奥八女茶の葉堂が自信をもってお届けする、年末年始限定の縁起茶をご紹介します。
新年の無病息災を願う「大福茶(おおぶくちゃ)」
平安時代から続く、由緒正しい縁起茶。奥八女茶の葉堂の大福茶は、上質な煎茶に、縁起の良い結び昆布と玄米を合わせたもの。贈り物に添える「物語」としても、きっと喜んでいただけるはずです。
晴れやかな門出を祝う「招福茶」
上質な八女茶に、キラキラと輝く金粉をブレンドした招福茶。お湯を注ぐと湯呑みの中で金粉が華やかに舞い、見た目にもおめでたい席にぴったりです。
奥八女茶の葉堂の縁起茶特集を見るまとめ
今回は、年末年始の挨拶にお茶の贈り物が喜ばれる理由と、知っておきたい基本マナーについて解説しました。
年末年始のご挨拶は、ただ品物を渡すだけでなく、相手への感謝や健康を願う気持ちを伝える大切なコミュニケーションです。お茶が選ばれる最大の理由は、まさにその気持ちを雄弁に語ってくれるから。「相手に気を遣わせず、縁起と品格を同時に伝えられる“完成度の高い贈り物”」だからです。
今年はぜひ、お茶に込められた意味を知った上で、“きちんと選んだ一杯”を贈ってみませんか。心のこもったお茶のギフトは、きっとあなたと大切な方との絆を深め、素晴らしい一年の始まりを彩ってくれるはずです。